interview
その人らしさを 第一に考えた、 生活リハビリを目指して
INTERVIEW01
日常生活に必要な動作を多角的な視点でサポート
生活や仕事、趣味などの「作業」に関するリハビリテーションを専門とする作業療法士をしています。高齢者の在宅復帰を支援するコンフォート岡田では、食事、洗面、着替え、トイレ、入浴といった日常生活に必要な体力づくりのサポートが中心となります。具体的には利用者様の生活動作を見て、バランス感覚を鍛えるトレーニングや低下した筋力を強化維持するプログラムを組むなど、1人当たり一日20~30分ほどのリハビリを施しながら、その人らしい生活ができるように支援しています。私は訪問リハビリテーション事業所の主任業務も兼務しており、利用者様の自宅に訪問してリハビリを行うこともあります。利用者様の努力の積み重ねが早期の在宅復帰につながるため、リハビリする際には「手伝いすぎない」ことを心がけています。苦しそうに身体を動かす姿を見るとつい手を差し伸べたくなりますが、そういった時は励ましの声をかけたり、できなかった事ができるようになった喜びを共感しながら、利用者様が意欲的にリハビリに取り組んでくれるモチベーションの維持に努めています。
INTERVIEW02
多くのリハビリを経験して担当できる領域を広げたい
中学の社会科見学で地元のデイサービスを訪問した時に、高齢者の方が楽しそうにレクリエーションに参加している姿を見て、介護や福祉の仕事に興味を持ちました。いろいろな選択肢があるなかで、人々の暮らしを支えるリハビリ職に魅力を感じ、より日常生活に密接に関わる作業療法士を目指しました。学校卒業後、長野県内の病院に勤務し、回復期のリハビリや患者様の自宅での訪問リハビリを担当していました。病院の職場環境や業務内容に不満はなかったのですが、介護老人保健施設で生活期のリハビリにも携わりたいという思いが強くなり、コンフォート岡田に転職しました。医療法人啓成会グループは老健や特養、有料老人ホームやサ高住などの介護施設の他にも、訪問看護ステーションや訪問リハビリテーション事業所などの在宅サービスを展開しているため、作業療法士に必要な知識と技術の幅を広げながら、キャリアアップができる職場だと思います。施設では定期的にカンファレンスが行われ、業務を効率的に進めるスケジュール管理や多職種連携は欠かせません。とくに訪問リハビリに出かける際には、チャットツールなどを活用しながらタイムリーに情報共有するよう心がけています。医療法人啓成会グループではそのような先進的なコミュニケーションツールを導入していることも魅力ですね。
INTERVIEW03
誰からも信頼されるチームリーダーになる
今後の目標はリーダーシップを身に付けることです。コンフォート岡田に在籍する職員は私よりも若い職員も多く、リハビリテーションセンターの副センター長という立場でもあることから、これまで以上に後進の指導に割く時間が増えました。理学療法士や言語聴覚士などの療法士をはじめ、医師や看護師、介護福祉士などの多職種の橋渡し役となり、施設全体を調整していく役割も担っていく立場でもあります。積極的にコミュニケーションをとり、多職種で信頼されるように人格を育てていきたいと考えています。利用者様のために、何ができるかを常に探究しながら、自己研鑽を惜しまず、それでいて魅力のある人間性を養っていきたいと考えています。