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人生に寄り添い、あなたの笑顔を守りたい

interview

食べれない苦しさに 共感しながら、 リハビリを支援する

言語聴覚士
コンフォート岡田2年目
K・Kさん

INTERVIEW01

生きる上で欠かせない「話・聞・食」をサポート

コンフォート岡田では、言語機能、聴覚機能、嚥下機能などが低下した入所者様に、話す、聞く、食べるのリハビリテーションを行なっています。なかでも中心となるのは、食べ物がうまく飲め込めなくなった嚥下障害のサポートで、利用者様の状態に見合った摂食時の姿勢や食事形態の調整、食事をしっかりと摂れるような動きの改善を目指し、実際に食物を用いた嚥下訓練を行っています。食事へのアプローチは言語聴覚士の専門領域であり、医師や看護師や管理栄養士と連携し、安全かつ適切な食事を選択しながら、いつまでも美味しく食べたいという希望に添えるよう日々取り組んでいます。また脳卒中などで失語症を患っている入所者様や、認知症によるコミュニケーション障害を抱える入所者様へのリハビリも行なっています。私自身ゆっくりと時間をかけながら、様々な手段でコミュニケーションを図り、相手が何を伝えたいのかを引き出した上で、実際に介護に携わるスタッフに情報を共有することを心がけています。

INTERVIEW02

患者様と深く関わるために、病院から老健にキャリア転換

高校生の頃、病院でボランティア活動をした際、理学療法士が患者様をサポートする姿を見て、リハビリの仕事に興味を持ちました。理学療法士ではなく言語聴覚士の道を選んだのは、より専門分野に特化した職種の方が自分に合っていると感じたからです。専門学校を卒業後、急性期病院に入職しました。その後、ひとりひとりと深く関わる生活期のリハビリにも挑戦したいと思い、老健へのキャリアチェンジを決意しました。転職先にコンフォート岡田を選んだのは、当時は言語聴覚士が在籍しておらず、自身のスキルを最大限に活かせると思ったからです。また理学療法士や作業療法士などのリハビリ職だけでなく、医師や看護師、介護福祉士など様々な職種がチームを組んでケアにあたるため、これまで以上に密接なサポートができると考えました。入職後に失語症の入所者様を担当することになりました。その方は他者とのコミュニケーション機会が少なかったということもあり、自分から話をすることが少ない状況でした。表情や行動に注意しながらコミュニケーションをとっていくことで、徐々に言葉を発するようになり、気づいたら笑顔で会話をする間柄になっていました。ご家族からも「家にいる時よりも明るくなった」と感謝の言葉をいただき、その後の自信にもつながりました。

INTERVIEW03

食べる楽しさを理解してもらう 専門性が高い領域だからこそ追求する楽しさがある

嚥下機能が低下すると、食べたものが気管や肺に入って誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まるため、入所者様の嚥下機能を評価し適切な形態の食事を提供する必要があります。一方で、利用者様の快適な生活を支援する上で、食にまつわるイベントを開催しており、食べることを楽しく感じられるような配慮しています。「食べる」という生きる上で欠かせない機能を失うことはとても辛く、大きな苦しみを伴うものですが、病院で培ってきた知識と技術を活かしながら、利用者様に寄り添ったリハビリ計画を提供できるよう努めていきたいです。言語聴覚士は療法士の中でも比較的少ないのですが、専門性が高い分野なので突き詰める楽しさがあります。とくにコミュニケーション機能に関する領域は学ぶべきことが多くあり、急性期や回復期のリハビリが中心となる病院時代と比べて、コミュニケーションの重要性を意識するようになりました。コンフォート岡田で勤務して2年が経ち、新たに言語聴覚士の職員も入職したことで、気持ちにも少し余裕が生まれました。今後は自分自身が学ぶだけでなく、社内研修や日々の業務を通じて、コミュニケーションや食べることの障害に対する知識を、他分野のスタッフとも共有していきたいと思っています。

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